転職活動を行っている際に、必ずと言っていいほど面接で質問される退職の理由。特に介護業界は体力をつかう業界の為、退職理由でマイナスなイメージを持たれてしまうと採用されることは非常に難しいです。今回は早期退職の理由を聞かれたときに採用担当者にポジティブな印象を与えることができる方法をご紹介します。
■やりたい仕事と会社の業務内容がたまたまあてはまっていたことをアピール
介護業界に偏ったことではないですが、「新しいステージに挑戦したい」や「スキルアップをしたい」などの理由であれば面接の担当者にポジティブな印象を与えることが出来ます。例えば、「施設を利用していただけている人ともっとコミュニケーションがとれるような仕事をしたいと感じ、転職先を探してみた際、御社の利用者を大切にする方針に共感し、この施設であれば自分の感じたことが実現できると考え転職を決意しました」などの理由であれば面接の担当者に会社への共感・理解をしていることが伝わります。
■仕事にもっと取り組める時間がほしいと伝えて熱意をアピール
前職の通勤時間が長い場合に使える理由です。介護業界は長時間働いたり、夜勤などもあるため自宅から近いほうが仕事に取り組める時間が増えると考え、転職を決意しましたなどの理由を伝えると面接の担当者は仕事に対して熱心な人だと印象付けることが出来ます。
■前職の仕事が簡単だったと伝えてチャレンジ精神をアピール
前職の仕事が単純作業であったり、決まったことを毎日行っているだけだった場合に使える理由です。
この理由を聞いたときは驚くかと思いますが、本当は自分で考えて行動したいことや相手の気持ちを考えた配慮ができるような会社で働きたいという思いを付け足すことで面接の担当者にポジティブな印象を与えることが出来ます。介護業界は相手の気持ちを察して臨機応変に対応することが重要となってくるのでその意思を聞けるだけでも面接の担当者からするととても嬉しく、評価はあがります。
■NGな退職理由とは
「家庭の理由」「体調不良」などの理由は介護で働く場合は面接で突っ込まれる可能性があります。家庭や体調不良の理由でいきなり出勤できなくなるとただでさえ人材不足な業界の為非常に困ります。本当の理由であっても退職の理由にしないほうが無難です。
その他にも退職の理由を聞かれたときの対応方法はたくさんあります。ただ、基本的には新しいことへの挑戦や選考する会社へ共感していることを最終的に伝えることができればポジティブな印象を与えることができるのです。
面接には退職の理由をポジティブに捉えられるようなストーリーを必ず考えたうえで臨みましょう。